音楽展

ブログです。見れば分かりそうなもんだ。

格子模様の光

どうやらテーブルを貫くつもりらしい。でも、温めるだけで精一杯。

アイスはおいしくない。甘い。冷たい。味覚が死んだふりしている。化け狸。

 

ここで僕は目を逸らして、誰かの注目を集めました。カフェテリア、夕刻。残念だけど誰も僕を見てはいませんでした。ちょっとだけアイス溢せば、アリの召喚術師として名を馳せることくらいは可能だろうか。カウンターで天使ぶるブラウン管よ、好きに報道するがいい…おや、ここは居酒屋か?そういえばラーメンを食っていた気がする。頭に桜が咲いてる気がする、ちょい愛でるくらいは良いのかもしれない。マスターだって許すよな。あの人は渋い、外に雨が降ってるとなおさら。まあ、このバーには窓一つ無いけど。

ところで、あの酒飲みは嘘ばかり言う。やれ地球は赤いだの、俺は神より偉い狼だとか、ホラに情緒を感じない。もし、そこのお兄さん?花が下半身突き出して咲いてるのに、どこに情緒なんかある?ラフレシアに食べられてみたいです、マスター。

カフェで会計を済ます。居酒屋ではどうしたか忘れた。それと、僕はバーに行ったことは一度もない。

 

彼女と歩いた。

多分、一番愛する人だ。それは間違っている可能性が高い。彼女の方はそう思ってるかもしれないし、だけど賢いから。それ確かめられたら苦労しない。本当に君の言葉を信じていいのかな?僕の言葉は君の言葉より信頼性に欠ける。その胸で僕の顔を包んで…あ、これは昨日の妄想!冷静になれない。手が震える。きっとこれは思い出になるし、せめて壊さないようにしようよ。実は、壊してくれたら一番良いんだけど。狂えばいいのに。

で、で、で、君が人の目に触れないようにしたいってことで、ずっと家の押し入れの中で一緒に暮らして欲しいんだ。そんなこと言えるか。

 

そうして、僕は妹を愛しているのであった。君が小さく耳元で囁くだけで、二人の城が出来るのに。幽閉したい。幽閉したい。裏切り者。